ローラン・ペリエ「ブリュット ナチュール」のパイオニア
1981年当時、残糖度表示規定「ブリュット ナチュール」が定義前であったにもかかわらず、メゾンは先がけてローラン・ペリエ ウルトラ ブリュットをリリースしました。2019年には、ブラン ド ブラン ブリュット ナチュールをリリース。シャンパーニュメゾンが、シャルドネ100%かつドサージュ・ゼロで仕立てる唯一のキュベで、さらなる革新を提示しました。
ドサージュとは、出荷前にわずかにリキュールを加えてスタイルを完成させる、シャンパン造りの最後の過程です。そのリキュールは、リザーヴワインにサトウキビ由来の甘ショ糖を加えたものが主流になっています。
残糖度表示規定とは:
—シャンパン「ドゥー」 、残糖度50g/ℓ以上
—シャンパン「ドゥミ セック」 、残糖度32〜50g/ℓ
—シャンパン「セック」 、残糖度17〜32g/ℓ
—シャンパン「エクストラ ドライ」 、残糖度12〜17g/ℓ
—シャンパン「ブリュット」 、残糖度12g/ℓ未満
—シャンパン「エクストラ ブリュット」 、残糖度0〜6g/ℓ
—シャンパン「ブリュット ナチュール」 、残糖度3g/ℓ未満

ドサージュという技術が確立されたのは、19世紀。当時は、シャンパンは甘みが強く、主にスイーツと供されていました。そして1889年、ローラン・ペリエは「ドサージュなしの偉大なるワイン」をリリースし、当時の概念を塗り替えました。このシャンパンは、低ドサージュを好むイギリス市場を見据えていたのです。


そして1981年、ベルナール・ドゥ・ノナンクールはパイオニア精神によって、その進化形であるローラン・ペリエ ウルトラ ブリュットを導き出しました。当時は、「ドサージュなし」という表示規定さえ存在していなかった時代。時を経て、残糖度表示「エクスト ラブリュット」と「ブリュット ナチュール」は、それぞれ1985年と1996年に規定されることになります。
ウルトラ ブリュットの着想が生まれたのは、1976年。その年、夏は熱波に見舞われていました。収穫時のブドウは見事に成熟し、糖度と酸のバランスは理想的な状態に達していました。完全にバランスが取れたピュアなシャンパンを、ドサージュなしでも仕立てられるだけの条件が、整っていたのです。
ローラン・ペリエ ウルトラ ブリュットは、研ぎ澄まされたアッサンブラージュに支えられており、15クリュから選び抜かれたシャルドネが55%、ピノ・ノワールが45%用いられています。セラーで6年の長期熟成を経て、ローラン・ペリエ ウルトラ ブリュットは、ピュアさとフレッシュさが際立つシャンパンです。
「ローラン・ペリエ ウルトラ ブリュットは、単なるドサージュなしの辛口シャンパンではない。このキュベの仕上がりを決定づけるのは、卓越した成熟度のブドウと、アッサンブラージュ。ドサージュやデゴルジュマンの段階では、遅すぎるのだ。」
ミッシェル フォコネ
ローラン・ペリエ ウルトラ ブリュットは、「ヌーベル キュイジーヌ(新しい料理)」と寄りそい、あゆみを共にしてきました。ヌーベル キュイジーヌとは、1970年代に生まれた潮流で、伝統的なフランス料理をそぎ落とし、軽やかにすることで旋風を巻き起こしました。ポール ボキューズ、アラン シャペル、ミッシェル ゲラール、ポール&ジャン=ピエール エーベルラン兄弟、ジャック ピック、アラン サンドランス、ピエール&ジャン トロワグロ兄弟、ロジェ ヴェルジェらが旗手となったこの新しいアプローチは、素材本来の風味を活かすことに着目し、その良さを最大限に引き出そうとしました。ローラン・ペリエ ウルトラ ブリュットは、ドサージュを一切加えていません。2種類のブドウ品種で仕立てるアッサンブラージュから、その本来の質を引き出し、磨き上げられたピュアなシャンパンの姿を表現しているのです。
ローラン・ペリエ ウルトラ ブリュットは、魚介類、寿司、白身魚のセビーチェだけでなく、若いパルメザンチーズやイベリコ豚の生ハムとも、申し分のない相性を誇ります。


2019年、ローラン・ペリエはブラン ド ブラン ブリュット ナチュールをリリースし、さらなる革新のあゆみを続けます。
ブラン ド ブラン ブリュット ナチュールは、コート・デ・ブランとモンターニュ・ド・ランスの厳選されたクリュで育まれたシャルドネを、100%使用。メゾンの象徴的なブドウ品種であるシャルドネは、最も栽培が難しく、シャンパーニュ地方で最も栽培量の限られた品種です。その中から高い度数のポテンシャルと穏やかな酸を備えたクリュのブドウのみを厳選することで、卓越したシャルドネのエッセンスを感じる体験を、シャンパンラヴァーにお届けしています。シャルドネを知り抜いたローラン・ペリエの、シャンパン造りの経験と技術が光るブラン ド ブラン ブリュット ナチュール。それは、ミネラル感とフレッシュさ、柑橘を思わせるトップノートが印象的なキュベに仕上がっています。
ローラン・ペリエ ブラン ド ブランは美食を囲む食卓に最適なシャンパンであり、繊細な味わいの魚料理などとのペアリングをお楽しみ頂けます。
「シャルドネは、メゾンのアイデンティティ。
新たに加わったブラン ド ブラン ブリュット ナチュールは、
無くてはならない存在だ。」
ミッシェル フォコネ